軽率は力なり

↑座右の銘

アイドルによる楽曲制作過程が見てみたい人へのKAT-TUN「KISS KISS KISS」初回盤2のススメ

 

アイドルの歌を聴いていて「アイドルの楽曲選定ってどういう風に進むの?」「アイドル本人が作詞する時ってどういう感じにやってるんだろう?」「歌割りってどう決まるの?自担(or推し)にこの部分の歌割り振ってくれた方にお中元を贈らせてほしい!!!」などと思ったことはありませんか?これらのことを一度でも考えたことのある貴方にオススメするのこちら、3/11に発売になったKAT-TUNの「KISS KISS KISS」初回限定盤2!

 

KISS KISS KISS【初回限定盤2】(DVD付)

KISS KISS KISS【初回限定盤2】(DVD付)

 

 

KAT-TUNは現在、亀梨くん、上田くん、田口くん、中丸さんという4人のメンバーで活動しているのですが、今回ニューシングル「KISS KISS KISS」を出すにあたって「2人ずつペアを組んでそれぞれコンビ曲を作って初回限定盤のカップリング曲として収録する&その楽曲制作過程をドキュメンタリーにして特典映像としてつける」という非常に面白い企画をしています。その名も「シャッフルKAT-TUN」。しかもその特典映像が1時間弱もあるという大ボリューム。曲も製作過程の映像もどっちもこの一枚に収録されてるなんてなんてお得!

そして何がすごいってこのドキュメンタリー、「ペア決め→テーマ決め→楽曲選定→歌詞作り→歌割り決め→レコーディング」という全ての過程を丁寧に追って見せてくれています。しかもこれらほとんど全部をメンバー本人主導で行っています。ジャニーズのアイドル本人が楽曲制作してる過程をこんなに丁寧に見れる機会なんてそうそうないのではないでしょうか。
以下、ちょっとだけ内容を紹介しますので興味持ったけどネタバレがイヤな人はこのままCDショップかAmazonかどっかへGO!

 

 

 

 

トランプシャッフルによってペアとテーマがそれぞれ
 田口・中丸ペア:テーマ「応援」
 亀梨・上田ペア:テーマ「恋愛」
と決まったあと、それぞれペアごとに分かれて楽曲選定に入ります。
 個人的な見解なのですが、田口くんと中丸さんは自分の好みとファンの需要を擦り合わせる客観的視点を持ってるビジネス型アイドルで、亀梨くんと上田くんは自分のやりたいことや世界観を主観的にとことん追求していくクリエイター型アイドルと認識しているのですが、今回この似たタイプの2人がペアを組んだことで、楽曲制作の過程にも露骨に違いが出て、これがひっじょーーーに面白いです。

田口・中丸ペアはそれはもう「サラリーマンのお仕事風景かな?」というぐらいサクサク物事を進めていくのですが、亀梨・上田ペアはこだわりが強く、なっかなか進みません。 この田口・中丸ペアの「プロジェクト」感と、亀梨・上田ペアの「クリエイト」感の対比がいちいち出ててとっても興味深いです。 
楽曲選定にしても
 「候補の曲を全部聴いてそれぞれ好きなやつを何曲か挙げたら一曲だけ被ってたからそれにした」という田口・中丸ペアに対し、全部聴いても「うーん…ないな」「うん、この中にはないね」とすっごく感覚的なことを言いながらなんとか「サビは気に入った」という曲を選んで修正に出すといった具合。ちなみに私はクリエイター基質も曲作りに対する知識も皆無なので

亀梨「サビがいいね」

上田「うん、サビがいい」

亀梨「サビはいいんだけど、俺A、B(メロ)はもっと落とした方がいい気がする。頭落ちすぎてるから頭もっとハネた方がいい」

とか、聞いてても言ってる意味がさっぱりわからん…!けどこのリクエストを聞いてるスタッフさんは「うんうん、あー、なるほど」という感じの反応をしているので伝わる人には伝わるんだなぁ…。このわけわからなさも「クリエイターにはこういう風に物事って見えるのか…」って感じで全然知らない世界を知れて面白いです。

修正から返ってきた曲を聴いて

上田「A,Bが最悪になってる!」
亀梨「うん。俺も前のほうがいいなー。サビはいいんだけど、A,Bはなんか…フツー」

って言ってるところも「クリエイターのこだわり…!」って感じで興奮します。

 

ちなみに私がちょっとビックリしたことなんですが、楽曲候補に回されてくる曲ってその段階で仮の歌詞で歌も入ってるものなんですね。私、勝手にインストルメンタルだけ聴いて選定するんだと思ってました。(今回がたまたまそうだったたけで、インストだけの場合もあるのかもしれませんが)

 

歌詞作りのシーンで私が「おおっ」ってなったのはこの田口くんのこのメモが写ったシーン。

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田口くんってあんなにニコニコぽやぽやしてるキャラクターなのにこういうとこ意外と理詰め…!トキメキポイント。

 

小さいメモ帳に色々消したりしながら手書きで歌詞書いていくメンバーがいればiPhoneにポチポチ歌詞打ち込んで書いていくメンバーもいるわけですが、 こんな感じで出来上がった歌詞を2人で歌割り考えて、レコーディングして、っていう過程が全部見れます。上のメモ帳や、歌詞を打ち込んでるiPhoneの画面をちょこちょこ見せてくれるのもニクい。

 

レコーディング前に田口くんが「ここ”what!”(って歌詞の部分)で音一瞬消せる?」ってスタッフさんに聞いて実際消してもらったのを確認して「……うん、いいね!」って言ってるシーンが超仕事出来る男!って感じで大好きなので、完成した楽曲聴いててその音が消えてる部分が来ると「おっ!」っと楽しくなっちゃいます。そういう相乗効果もあるので本当にとっても面白くて楽しい良い企画!特典映像と完成楽曲が答え合わせのように楽しめます。

 

レコーディング風景とか、タイトル決めのシーンとかも「こうやってるのか~!」っていうのがいちいち面白かったので、ものづくりとか、エンターテイメントの裏側とかに興味がある人は絶対面白いと思うのでぜひ見てみて下さい。「KISS KISS KISS」は初回限定盤1,2,通常版の3パターンが出てるんですけど、4人がそれぞれ自分の唇抑えてるジャケットのやつです!よろしくお願いします!

ちなみに初回限定盤1の方にはMVのメイキングが入ってるんですが、そっちもこのドキュメンタリーと同時期に撮ってるのでちょこちょこ話がクロスオーバーしてるし、何より田口くんがめちゃくちゃ可愛いのでそっちもオススメです!(突然の田口推し)

 

KISS KISS KISS【初回限定盤1】(DVD付)

KISS KISS KISS【初回限定盤1】(DVD付)

 

 

というわけで「シャフルKAT-TUN」という企画がめちゃくちゃ面白かったのでKAT-TUNファン以外にもダイレクトマーケティングしたくなってこの記事を書きました。(堂々)

興味持っていただけましたら幸いです!

ちなみにこのドキュメンタリー、編集とか全てメンバーの中丸さんがやったそうです。スタッフロールが面白いことに。

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編集までやるってどんなアイドルだ。ほんとありがとうございます…。シャフルKAT-TUNという企画を立案してくれたこともありがとうございます…。

 

余談なのですが、このドキュメンタリー、田口・中丸ペアが打ち合わせする時常に食事をするシーンが挿入されるので「自分たちのもぐもぐシーンにファン需要があることがわかっている…っ!?」と、その分析力のあまりの精度に震えました…。単純にものづくりドキュメンタリーとしても面白いんですが、ファンが見ると萌えどころも満載で、痒いところに手が届くすごい出来なんですよ…。真面目なシーンとファンが嬉しいシーンのバランスがとても良い。

 

というわけでめっちゃ面白く、楽しませて頂いたので次回シングルもまたシャッフルKAT-TUNと製作過程のドキュメンタリーお願いします中丸プロデューサー!

 

◆追記◆

私のこの記事をきっかけに、私とはまた違う視点から紹介記事書いて下さった方がいました!嬉しすぎる!感謝!!

kaorucokaoruco.hatenablog.com

 

私自身が楽曲制作というものへの知識も教養もなさすぎるために、亀梨・上田ペアの仕事っぷりについてあまり言及することが出来なかったのを申し訳なく思っていたんですが、それをこちらの記事が補って下さっています!しかも素晴らしく面白く!私は上で楽曲候補に仮歌が入ってることにビックリしていたんですが、仮歌屋さんという方たちが存在しているんだということをこちらの記事で初めて知りました。

「楽曲制作ってそういう感じなんだ!」というのが更に深まって本当に面白い記事でしたので、こちらも是非!っていうか絶対読んで!!

KAT-TUN嫌いだったKAT-TUN世代が中丸担になりました ~きっかけは空芯菜~

こんにちは!前回のKAT-TUNに落ちた流れを語った記事、たくさんの方に読んで頂けたようで、想像以上の反響にビビりつつも温かい反応を頂けて嬉しく思っています。ありがとうございます。

さて、前回の記事の最後を「とりあえず箱推しで」という言葉で締めたわけですが、今回はいよいよ担当が決まった話をします。まぁタイトルの通りなんですけど中丸雄一さんです……悔しい……。

 

なんで悔しいかって言うと、KAT-TUNを知った時点で「中丸さんに落ちることだけはないな」と思ってたからです。顔と名前が一致したのもKAT-TUN4人の中で一番遅かったし。周りからも「和泉さんは亀か上田くんだと思う」って言われてて、私もそうだろうと思ってたし実際ファンクラブ申し込む時の「一番好きなアーティスト」って欄は亀梨くんか上田くんかで1週間ぐらい悩んだ挙句「上田竜也」って書いて出してきたので。あとぶっちゃけ最初中丸さんのことが怖かったんですよ。常に真顔だし。基本的に目ぇ死んでるし。得体が知れなかった。
 だからなんでほんと…今こんなことになってるのか……謎なんですけど……。

 

まぁそんな状態で2014-15カウントダウンコンサートに行って中丸さん生で見たら「はっ???中丸さんこんな格好良かったの?????」ってビックリして、そこからCDの初回限定盤に付いてくるメイキングとか、ネットに上がってる過去の動画とか見てじわじわ「中丸さん面白い…あかん…これはあかん…。面白いしファンが求めてるものわかってる…賢い…あかん…」って思ってはいました。あとカウコンでのソロ曲シャッフル企画が中丸さん発案ということも判明してそこでも株は爆上がりしていました。
 あとあと、もう三十路なのに少年ような透き通った高い歌声とか、じめじめ女々しい歌詞を癖のない歌い方でサラサラッと歌うソロ曲とか、端正で綺麗なダンスとか、「二次元でよく見るね」みたいなスタイルの良さとか、「ファンが求めてるのは俺たちがわちゃわちゃしてる姿」ってわかっててPVメイキングに毎回ゲームコーナー作ってくれたり、そのゲームを盛り上げるためにわざわざクジとかまで作って準備してきてくれるところとか、Jr.時代に「周りに埋もれないために」ってライバルのいないボイパを独学で始めて狙い通りライブでもPVでも美味しいところもらっていく先見の明とか、デビューしてから「周りの大人に比べて自分は何か足りない」と思って勉強して成人してから早稲田入った賢いところとか、ご飯の食べ方が綺麗なところとか、シューイチに出てくれた一般の人のギャグに「うわ~盛大にスベってますよ~!!」って言ったり、せっかく田口くんが「中丸くんにオススメ!」って連れて行ってくれたプラネタリウムで開始5分で爆睡して「いや~気持ちよかった~!あんなあんな寝やすいところねぇぞ!」って悪びれず言っちゃうデリカシーのないところとか、一見癖のない優等生に見えるのにその実メンバーの中で一番癖のある性格で底知れないところとか、普段敬語なのに油断すると意外と口悪いところとか、メンズファッジ系なファッションセンスとかも好きだなと思ってはいました。既にだいぶ逃げ道塞がれてる感はあった。けどまだ担当とは認めない。


そんな中で先日、来月発売の新譜「KISS KISS KISS」に中丸・田口、亀梨・上田のペア曲がつく、という爆弾発表があり、これまたファン待望すぎる展開に爆上がりしたテンションのままこんな発言もしてました。

 あとTLのKAT-TUN担がこぞって「絶対中丸くんだよ。中丸くんがエゴサしてオタの夢かなえてくれたんだよ!」って言ってるので、こんなことも言ってました。

うん……なんかもう正直この時点で我ながらあとひと押しだなと思ってました。あとひと押しなにかきっかけあれば中丸担なっちゃうな、と……。
まぁでもそのひと押しもラジオとかでこのペア曲企画の話された時か、コンサートで中丸・田口ペアのパフォーマンスを生で観た時だろうからまだ猶予はある…と思っていました。今日の朝まで。
今日の朝、ツイッターのTLを見てたらこんなツイートがRTされてました。


 朝っぱらから声出してひとしきり笑ったあと「2歳児に空芯菜のお絵かきクイズ出すの意味わからん何なのそのセンス好きー!!!!!」と思って中丸担になる覚悟を決めました。まさかの空芯菜落ち。嘘でしょ…。これ読んでるみんなが思ってると思う。自分でも思う。けど残念、これが現実です。

今後、中丸担が「何がきっかけで中丸担になった~?」「私は○年のライブー」「私はドラマの○○から!」とかいう話をする中に入っていくことがあったとしたら「私は空芯菜から!」ですよ。意味わからん。私以外にも空芯菜落ちした中丸担の人がいたら連絡下さい。お友達になりましょう。

 

空芯菜以外にもなんかこのへんがRTされててこれもツボってしょうがなかった…。

こんな何ヶ月も前のwink up先生の公式ツイートのせいで中丸さんに落ちるなんて…。wink up先生罪深い。(ちなみにwink upというアイドル雑誌は毎月素晴らしくオタクのツボなテーマでKAT-TUNのグラビア写真載せて下さってるので敬愛の意を表すために普段から先生呼びしています)(早くバックナンバーのKAT-TUNのグラビアまとめた写真集出して下さいwink up先生)(あと中丸さんが2歳児とお絵かきクイズしてるところ動画で下さい。雑誌社に無茶を言う)

 

私、ちょいちょい変なセンス出してくる人がツボなんですよね…。あと独特の言語センスしてる人。スケートの町田樹くんとか…。

長々語りましたがまとめると、色んなジャブくらってボロボロになりながら「ううっ…私は中丸担には…ならねぇ…ッ!」って必死に抵抗してたところに、空芯菜が後ろから膝カックンしてきたような感じでしょうか。それでとうとう膝をついてしまいました…。
 あ~悔しいほんと悔しい!中丸担になるとか想定外すぎるこんなの!!!素直に「可愛いー!格好いいー!好きー!!!」って言える田口くんに落ちないあたりが私の業の深さ。

私をKAT-TUNに導いてくれたフォロワーさんが仰ってた「二次元に本籍を置いてる方は亀梨・上田という入り口から入ってくるのに気が付いたら中丸の国にいることが多い」という言葉が呪いのように頭の中を駆け巡っています。

(いや念の為に言っとくと中丸さんには何も非はないですよ。単に私が好きな人に対して無意味にツンデレてしまう面倒くさい野郎なだけで…)

 

中丸さんという人はかつて「ファンのことはジャガイモと思ってる」という発言をされたそうです。シビれる。アイドルの発言とは思えない。好き。
でもこんなこと言いながらもファンの求めてるものをメンバーの中で一番理解しててそれを提供してくれるんだから、中丸さんは優しいジャガイモ農家だなぁと思っています。

 (※「市ヶ谷」というのは中丸さんと田口くんのコンビ名です)

 

というわけで私も本日より中丸農園のジャガイモの仲間入りしましたのでよろしくお願い致します。三次元アイドルの初担当を中丸さんに捧げますわ…。

まぁ担当宣言したからと言って今までと特に何も変わらず、4人ともにキャーキャー騒ぐと思いますが。特に田口くんは推しメンなので中丸さんに関してよりあれこれ騒ぐと思う。中丸担の田口推しです。

 

 

 

しかし空芯菜だのジャガイモだの、農家の人の日記かよ、って感じの記事になってしまいました。担降り宣言なのにこの野菜率。なんでやねん。
これからスーパーの野菜売り場や中華料理店で空芯菜見かけるたびに私は今日のことを思い出すんだろうなと思います。

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KAT-TUN嫌いだったKAT-TUN世代が今更KAT-TUNに落ちた話

 初めまして。和泉(いずみ)と言います。仁亀ごくせんや修二と彰青春アミーゴKAT-TUNデビューあたりの時期に中高生をしていた現在20代半ばの女です。多分女子が一番ジャニーズにハマりやすいのが中高生という時期で、私の場合はその時期が上述のようなあたりだったので私の世代はKAT-TUN世代ということになるんじゃないかと勝手に思っています。そんなKAT-TUN世代でありながらKAT-TUNが嫌いだった私が今になってKAT-TUNに落ちた話をさせて下さい。

 

KAT-TUN世代とは言っても私ごくせんとか野ブタをプロデュースとか、そのへん全然通過していません。父親の教育方針でTV(特に民放やバラエティや音楽番組)から隔離された生活をしていたので、22歳で一人暮らしを始めるまで私の芸能知識はもう本当に驚くほど乏しいものでした。テレビをまともに見るようになったのはここ数年です。どれぐらいテレビや芸能から隔絶された人生を送ってきたかというと

 

・実家の自室のテレビはどのチャンネルに替えてもNHKしか映らないように設定されてNHK受信専用機と化していた(高校生の時にはこのテレビすら没収)

・リビングで民放見ようものなら父親が文句言ってくるのでもう面倒でTVを全く見ないようになる

嵐メンバーの顔と名前が全員一致したのが2013年夏

・仁亀がごくせんに出てたのを知ったのが2014年でKAT-TUNにハマってから

・高校生の頃あちこちで耳にしていたので流石に青春アミーゴのサビくらいは知っていたけど、それを歌っていた修二と彰が亀梨くんと山Pだったのを知ったのも2014年

・名前だけは流石に知っていた亀梨くんの顔をちゃんと認知したのが堀田家BAND(2013年11月の音楽番組に堀田家BANDが出ていて「何このイケメン誰!?美しすぎない!?えっ、亀梨!?これ亀梨なの!?亀梨ってこんなにカッコ良かったの!?」ってツイッターで実況しながら騒いでいた。あの亀梨和也をまさかの堀田家BAND認知)

 

という感じ。我ながら酷い。今にして思うと、これだけ世間にジャニーズが溢れていながらよくもここまでジャニーズと関わることなく生きてこれたものだと思う。

ご覧の通りジャニーズと関わることはなかったし、ジャニーズは追いかける対象どころかむしろ嫌いでした。見てもないのになんで嫌いかって言われるとまぁ「顔が良いだけのチャラチャラした男どもがもてはやされているのが気に食わない」っていうよくある上につまらない理由だったのですが。

ジャニーズというもの自体が嫌いだった頃、KAT-TUNは特に嫌いでした。これも何か嫌いになる特別な理由があったわけではないんですが

・デビュー前後、メディアへの露出が多く、特にもてはやされていた

・見た目が他のジャニーズに比べて明らかにチャラチャラ不良っぽかった

・気怠そう、やる気無さそう、スカしてるというイメージだったのでなんでこんなのが人気あるのか理解出来なかった

という感じでしょうか。

 

こういう状態のままジャニーズとは何の接点も持たない二次元オタ(漫画が主食)として生きてきたのですが、2013年に「うたの☆プリンスさまっ♪」という男性アイドルがテーマのゲームにすっ転んでしまい、うたプリの勉強のためにいよいよジャニーズに手を出すことになりました。これが私とジャニーズとの出会いです。この話をするとまた長くなるのでそれは別の機会に。

 

そんなこんなで嵐を中心にぽつぽつと静かにジャニーズを勉強していた2013年冬、コンビニの雑誌売場で衝撃的なものを目にします。V6の岡田くんが名も知らぬ超絶イケメンの肩を抱いて寄り添っている漫画雑誌の表紙です。(↓拾い画像)

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「何これ誰!?上田竜也くん!?KAT-TUNの人なの!?美しすぎない!?!?!」

和泉に電流走る…ッ!

その後もことあるごとにこのこと呟いてたのでどれだけ衝撃だったかがお分かり頂けることと思う。漫画アクション、罪な雑誌…。

 

 

この時点では既に亀梨くんの顔も認識していたので、KAT-TUNの4人中2人の顔と名前を覚えたことになります。

そしてこの後、うたプリとジャニーズがお好きな方とツイッターで仲良くなったのですが、この方が一時期田口くんの格好いい画像をRTしまくってたので「えっ、この人もKAT-TUNなの…?格好いい…!!」という流れで田口くんを認識する。ステマ大成功。(この後もこの方には色々オススメや情報を教えて頂いたり、KAT-TUNの手ほどきを受けました。あなたが居なかったら私はKAT-TUNには絶対手を出してなかったので本当にありがとうございますこれからもよろしくお願いします、という気持ち。いつかお中元かお歳暮を贈りたい。)

 

メンバーの3/4を把握したことだし、いよいよKAT-TUNのCDに手を出すか…と思いTSUTAYAで「楔」とか借りてきたんですが曲がまた好みなんだこれが!厨二とROCKが好きだったのでKAT-TUN楽曲の方向性は自分の嗜好にドハマりだったのです。アニソンとかサンホラとかJ-ROCKが好きな人はKAT-TUN楽曲きっと好きだと思う。二次元オタと最も相性のいいジャニーズKAT-TUN

 

そしてアレですよ運命のカウコン円盤発売です。

 この時点でもツイッターでジャニオタの方を数名フォローしていたんですが、その方々の担当グループはV6、HeySayJUMP、NEWSなどなどの方ばかりで、KAT-TUN担は前述の方一人しかいなかったのです。なのにこのカウコン円盤が発売になるとKAT-TUN担でない方々もこぞってこれを買ってしかも全員が全員絶賛していたのです。

その様を見て、これはきっと何かある。素晴らしいものに違いないと思って私も購入しました。本格的にKAT-TUNにすっ転んだのはこれのせいです。

今まで行った他のアーティストのコンサートとは明らかに種類が違った。 PHOENIXからFire and Iceへの流れは完全に宗教儀式。最高。 火は出るわ大量の水は出るわステージが動くわ衣装がギラギラビラビラ豪華だわで「あぁこれはコンサートじゃなくてショーなんだ。私がテレビで今まで見ていたKAT-TUNはもちろん格好良かったけれども、あれは彼らの格好良さの氷山の一角だったんだ。彼らの本分はあくまでショービジネスなんだ」「このショー行きたいな。生で見て体感したいな」と思っていたら2014年もカウコンやるよ!という情報が流れてきたのでいよいよファンクラブに入り、カウコン申し込み、神奈川から大阪まで遠征して12/30のカウコン入ってきました。

 

素晴らしかった…本当に素晴らしかった…。KAT-TUN美しい美しいとは思っていましたが生で見たらテレビやDVDや写真で見る何倍も美しくて格好よくて本当にビックリした。

終演直後の感想ツイートをご覧下さい。

 

田口くんのダンスとあの過剰に八頭身なスタイルを生で見た時の衝撃がすごすぎた。MCとかの可愛さとパフォーマンス中の格好良さのギャップが素晴らしい…。同一人物とは思えない。うちわ可愛すぎたから欲しかったのに私が行った時点でもう売り切れだったんですよ~!悔しい!おもち。

 

生で見て一番衝撃的だったのは中丸さん。正直このカウコン入るまであんまり中丸さんに興味なかったというか、中丸さんの良さがイマイチわかってなかったんですが、色々すごいスキルの持ち主だというのがわかったし、あの独特の性格と言語センスがすごいじわじわ来て魅力がようやくわかってきた。あの人底が知れないけど。本当に細くてスタイルがいいし、「ウィーン少年合唱団かよ!?」という美しすぎるクリスタルハイトーンボイスが超好き。あんなに目と表情筋の死んだ人からあんなに美しい歌声が出るなんて信じられない。

 

上田くんの美しさに相当やられていた。さすがコンビニの雑誌コーナーで私を一本釣りした美貌。AOLのパフォーマンス大ッッッッッ好きなので早く円盤出てくれ~!

 

 KAT-TUNをちゃんと見るようになるまで、亀梨くんって「すごいスカした格好つけたジャニーズの人」ってイメージだったんですが全然違うのね。ぶりぶりのアイドル・オブ・アイドルだったのですね…。決め所をちゃんとわかってるプロアイドル。私ハロプロオタでもあるので「亀梨くんって道重さゆみだ…」って思いました。尊敬しかない。

KAT-TUNがもてはやされていたデビュー前後や色々なことがあって騒がれていた時、一番メディアへの露出が多くて一番矢面に立っていたのってやっぱり亀梨くんだったという記憶があるんですが、そのせいで昔は勝手に亀梨くんにすごくマイナス印象を持っていました。出る杭は打たれる的な。今思うとこんなに真摯に頑張っている人に大して失礼だし勘違いにもほどがあったんだなぁ、っていう申し訳ない気持ちです。誤解しててごめんね…。

私が中高生の頃から亀梨くんってすごく人気があってバリバリ仕事してたので、なんかものすごく年上の男の人ってイメージがあったんですが、実際2,3歳しか違わないことに最近気づいてビックリしました。私がちゃんぽらんしてた中高生の頃にも、あんまり歳の変わらない亀梨くんはしっかりプロとしてお仕事してたんだなぁ…。本当に尊敬する。

 

 

KAT-TUN嫌いだったKAT-TUN世代がKAT-TUNに落ちた話の一連の流れはこんな感じです。こうして振り返って見ると一年ぐらいかけてじわじわと外堀を埋められて落ちたのだな、って感じですね…。色々KAT-TUNのこととかKAT-TUNの魅力を教えてくれたツイッターのフォロワーさんたちが居なかったらきっとKAT-TUNとは全く接点のないまま人生を終えただろうと思うので教えてくれた先輩方には感謝しかないです。おかげ様で楽しいです。

 

そんな私がカウコン後にツイッターKAT-TUNについて騒いでたら、KAT-TUNに全然興味なかったフォロワーさんをすごいスピードでKAT-TUNにすっ転ばせてしまったお話はこちら。 


初めてKAT-TUNコンDVDを観た話(と、そこに至る経緯) - 2~3次元ログ

 

人が落ちていく様を見るのは楽しいな~!けど私もこんな感じで見守られていたんだろうな!

 

 

カウコンに行ってからというもの私もKAT-TUN熱が加速する一方で、KAT-TUNがゲスト出演するテレビ番組見まくったり過去の初回限定盤CDやらコンサート円盤やらを買いあさって見まくる日々を送っています。

今のところ人として一番尊敬しているのは亀梨くん、ルックスとソロの演出が一番好きなのは上田くん、ダンスなどのライブパフォーマンスが一番好きなのは田口くん、クリスタルハイトーンボイスな歌とキャラクターが一番好きなのは中丸さん、って感じでしょうか。

みんながみんな本当に好きだから担当が決まらないよ~!とりあえず箱推しで!